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<日米欧、ドル資金供給を拡充=欧州危機に対応―6中銀が協調策>
http://www.asahi.com/business/jiji/JJT201111300185.html
<日米欧など6カ国・地域の中央銀行は30日、欧州財政危機に端を発した国際金融市場の緊張に対応するため米ドルなどの外貨供給を拡充する協調策を発表した。ドルの資金供給オペレーション(公開市場操作)の適用金利を12月5日から0.5%引き下げる。また、米中銀の連邦準備制度理事会(FRB)が他の5中銀にドル資金を融通するスワップ協定を6カ月延長し、2013年2月1日までとした。ドル資金の調達難に陥った欧州などの主要銀行を中銀を通じて支援するのが狙いだ。>

なんだか私は末期ガンの治療を連想してしまう。
ギリシャなどをユーロ圏から切り離すというのは「外科手術」だ。しかしガン細胞はもうイタリアのような近くの臓器にも転移していて「手術不可能」な状態になりつつある。切ってみてもいいが、そうすると患者を殺してしまいかねないということだ。

であれば、抗ガン剤による治療しかないのである。ジャブジャブととにかくドルという抗ガン剤を入れるのである。

ところが。ご存じのように抗ガン剤というのは副作用が激しい。紹介した朝日新聞もだが、その副作用については大マスコミがあまり触れてないように私は思う。

ドルがまた市場に大量に出るわけですよね。リーマン・ショックこのかた、アメリカとEUは輪転機をフル稼働させて(比喩的表現・笑)ドルとユーロを刷りに刷った。一方で日本国は律儀にもというかアホというか、円をそんなに刷らなかった。

大量に出回るものの値段は下がり、少ししかないものの値段は上がる。資本主義の根本原則である。だから円高が起きている。中学生でもわかる理屈だ。

そこへもってきて今回、世界中の中央銀行がドルを大量に市場に流すわけだ。素朴な疑問。円高は大丈夫なんでしょうか。

抗ガン剤治療の副作用は特定の臓器などに出る。今回の特定の臓器というのは日本国にはならないのでしょうか。金融バクチでヘタ打ったアメリカや欧州のために、日本の輸出企業が壊滅的状況に追い込まれるなんてことは、ないですよね、ドジョウさん。

杞憂だといいのだが、大丈夫だというアナウンスも論議も聞こえてこないので、私は不安になるのである。

— 2011年12月1日号。<「時間を買っている」間に解決策が見つからなければ世界は1929年の再現となる可能性が>。 勝谷誠彦メルマガより (via maido3)