個人投資家で本気で経営している人は、試行錯誤しながらもうまく行く手法を見つけて本に書いている。例えば、空室に内覧用のパンフレットを置いたり、スリッパを準備したり、気が利く方策を多数取ることで入居率と賃料を高く維持している。
実はこうした個人投資家の努力は業界にとっては斬新だった。ここまでやっていた管理会社がほとんどいなかったからだ。逆に言うと、不動産業者は頼りないところが大半で、そこには創意工夫をするような競争やインセンティブが生まれていないと考えた方がいい。そうなるのには、理由がある。管理会社は管理費を高く取り、何もしないのが彼らには一番儲かる収支構造だからだ。